看護師が夜勤専従で転職・就職するコツは?
最近人気と認知が集まり始めている看護師さんのワークスタイルがあります。それが、「夜勤専従」と呼ばれるスタイルの働き方です。
ひと月に夜勤に従事してよいのは72時間以内という「72時間ルール」に縛られることなく、常に夜勤のみに従事して働くというものです。
夜勤だけに専念するなんて大変そうという印象かもしれませんが、実は人や使い方によってとても大きいメリットがあるものなんです。
今回はそんな「夜勤専従」看護師さんについて詳しくお伝えしていきます。
夜勤専従看護師について知る
そもそも看護師さんというのは大変なお仕事です。社会的責任もついてくる上に肉体的にもとてもハードです。
いくらたくさん働く意欲がある人でも、過度な勤務は身体を壊しますし、プライベートに割く時間も少なくなってしまいます。
患者さんの健康を守る看護師さんがそうなってしまっては元も子もありませんよね。
そこで看護師さんのワーク・ライフ・バランスを守るために作られたのが、先ほどご紹介した「72時間ルール」です。
しかし、このルールにも弱点があって、「2交代制」と同時にこのルールが適用されている状況では、一人の看護師さんがひと月に夜勤として働くことのできる回数は限られてしまい、医療現場が人手不足に陥ってしまうことがあるのです。
そこで活躍するのが、夜勤のみに従事する夜勤専従の看護師さんたちというわけなんです。
次に、夜勤専従として働く際のメリットとデメリットを見ていきます。
夜勤専従看護師として働くメリット
夜勤専従看護師さんはその仕事の性質上、給料がしっかりと保証されています。
例えば、夕方から翌朝まで16、7時間程度の通常の夜勤一回当たり、約3万円の給料になります。
これを月に10回程度することで、給料としては約30万円になり、月に20日程度勤務している常勤看護師さんたちと比べても見劣りしません。
さらに、夜勤ということで前回の出勤から次の出勤までに丸一日以上空くことが多いので、プライベートな時間もしっかり確保できます。
このように、夜勤専従看護師は給料のコストパフォーマンスが良く、プライベートな時間を取りやすいというところ魅力があります。
夜勤専従看護師のデメリット
給与面と勤務時間の観点から夜勤専従看護師さんのメリットを紹介してきましたが、もちろんデメリットも存在します。
まず、体調面は大きいでしょう。本来眠る時間であるはずの夜間にタフな業務を行うわけですから、自律神経を乱しやすく、生活習慣病に陥りやすいです。
また、一度の勤務時間が長いというのも肉体的に多くを消耗することになります。さらに夜間は人出が少ないですが、患者さんの容態はいつ悪くなるかわかりません。
緊急時には人手不足も相まってプレッシャーを感じやすくなるでしょう。このように、肉体的にも精神的にも消耗してしまうことがあるのが、夜勤専従看護師さんのお仕事といえるでしょう。
夜勤専従看護師に関する転職・求職の際に考えるポイント
夜勤専従看護師として働くことで得られるメリットとデメリットをよく考えて、今のご自身の現状にとって一番良い選択肢を選びましょう。
特に職場のマニュアルやサポート体制が充実しているかどうかは1つの重要な判断軸になります。
いくら給与が良くても、負担がかかりすぎる環境では消耗してしまい、長く続けることができないでしょう。
そういった条件を比較し検討しながら進めるには転職・求職サイトが便利です。うまく活用して理想の職場を見つけましょう。